2015年10月27日火曜日
読んだ本(1) 禁忌(原題Tabu)
禁忌
家のトイレに漫画とか置いてる人がいるけど、僕の場合は車に何かしら時間つぶし用の本を1冊は置いている。今回読み終えたこの本の前はサラリーマン拝! (ビッグコミックス)だった。
今年の1月くらいに買って、なかなか読む時間が作れず、今日ようやく読み終えた。
時間つぶし用に読むには向いてないなーと思った。2時間くらいあれば読めちゃうと思うから、ぜひともあとがきを読んでどんな作品なのか想像をふくらませたら、時間をとって、いっぺんに読んじゃうか、1章ずつまとめて読んでほしい。
僕は小説を読むとき、基本的に筆者・訳者のあとがきから読む。だって、「○○の××な様子を楽しんでいただきたい」とか、読み終えた後で言われても困るよね。そういうのは本編を読む前に読ませてもらって、読書モチベーションを上げてから読みたい。
作者のシーラッハさんは弁護士(元弁護士なのかな?現役?まぁいいや。)で、あとがきには罪を犯した人たちとの対話をしてきた経験や、いわゆるシリアルキラーっていう殺人犯の事件についての話から、人がどう罪を犯して、悩み、苦しんで、また、幸福になろうとするかっていうことと、人間の善と悪についての考えが書かれている。
それを読むと、この小説の内容もそっち系かぁ?と思うし、むしろそういう風に誘導してる節がある。だけど・・・?
いい意味ですごく期待を裏切られた。しかも、最後の最後で。
バカと天才は紙一重だし、善と悪もそうだなって思った。
そして、その紙一重を作って、思い込んでるのは、自分自身なんだなとも思った。
読んでから調べたら舞台化しているらしい。
イメージと違いすぎる。セバスティアンじゃあないだろう。まぁ舞台化の業界じゃ常識なんだろね。
とりあえず見てみたい。
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